事案の概要
複数の報道によると、三重県警鈴鹿警察署は2026年10月14日(水)、2025年7月に三重県鈴鹿市で起きた児童のひき逃げ事件で、34歳の男を無免許過失運転傷害などの疑いで逮捕した。
事件は2025年7月11日午後3時ごろ、鈴鹿市の信号のない交差点の横断歩道で発生した。下校中だった当時7歳の男児が横断中に車にはねられ、車はそのまま走り去った。男児は顔の骨を折るなど全治6か月の大けがを負った。
発生から逮捕まで
- 発生日時:2025年7月11日(金)午後3時ごろ(下校時間帯)
- 発生場所:鈴鹿市内の信号機のない交差点の横断歩道。伊勢新聞によると、近くの小学校から約150メートルの地点
- 被害者:下校中だった当時7歳の男児。顔の骨を折るなど全治6か月の大けが
- 逃走:車は現場から走り去り、警察はひき逃げ事件として捜査していた
- 逮捕:2026年10月14日、34歳の男を無免許過失運転傷害などの疑いで逮捕
- 捜査の端緒:防犯カメラの捜査などから関与が浮上したと報じられている
なお、逮捕に至る経緯の細部(身柄確保の時期・場所)については報道各社で記述が分かれているため、本稿では各社が一致して伝えている内容のみを記載した。容疑者の認否についても確認できた報道が限られるため記載しない。
「信号のない横断歩道」で起きている
本件の現場は信号機のない交差点の横断歩道である。横断歩道があっても信号がない場所では、渡る側は「車が止まってくれるか」を自分で判断しなければならない。
道路交通法では、横断しようとする歩行者がいる横断歩道の手前で車は一時停止しなければならないが、実際には止まらない車が残る。子どもには「横断歩道だから安全」ではなく「車が完全に止まったのを見てから渡る」と教えることが、この種の事故への直接の備えになる。
また本件は、発生から1年3か月後の逮捕である。ひき逃げは時間が経ってから摘発されることがあり、目撃情報や防犯カメラ映像が決め手になる。現場で見たことを警察に伝えることには、後からでも意味がある。
そなえの一言
信号のない横断歩道では、車が完全に止まったのを目で確かめてから渡ると練習する
保護者・地域にできること
- 「止まってくれる」を前提にしない:信号のない横断歩道では、手を上げて意思を示し、車が完全に停止したのを確認してから一歩を出す。減速しただけで渡り始めない
- 通学路の「信号のない横断歩道」を数える:登下校の道に何か所あるかを子どもといっしょに数えておくと、どこで特に慎重になるべきかが共有できる
- 下校時間帯に歩いてみる:本件は午後3時ごろの発生である。朝と夕方では交通量も日差しの向きも違う
- 見たことは時間が経っても伝える:防犯カメラや目撃情報が後から決め手になることがある。気づいたことは、その場でなくても警察や学校に伝える
出典
- NHK「三重 鈴鹿 小学生を車ではねて逃げたか 容疑者逮捕」(2026年10月14日)
- CBCテレビ「三重県鈴鹿市で当時小学生の男の子が横断歩道でひき逃げされ大けがをした事件 34歳の男を逮捕 無免許か」(2026年10月14日。見出しは学年の記載を除いて表記した)
- メ〜テレ(名古屋テレビ)「小学生男児重傷ひき逃げ事件で男を逮捕 無免許で車を運転か 三重・鈴鹿市」(2026年10月14日。見出しは学年の記載を除いて表記した)
- 伊勢新聞「小学生男児はねられる 車逃走、ひき逃げで捜査、三重県警鈴鹿署」(2025年7月12日)