何があったか
2026年9月30日(水)は、政府の交通対策本部が定める「交通事故死ゼロを目指す日」でした。秋の全国交通安全運動(9月21日〜30日)の最終日にあたり、警察はこの日を全国一斉街頭指導日として、朝夕の通学路での街頭活動を強化しました。
本サイトでは運動の開始にあわせて「秋の全国交通安全運動」の記事を公開していますが、本記事はその最終日に実際に行われた街頭指導の実施状況を伝える続報です。
各地で報じられた実施状況(報道による)
- 香川県:香川県警の警察官8人が高松市の小学校周辺に立ち、子どもたちの通学を見守った。県内105カ所で実施(KSB瀬戸内海放送)
- 山形県:山形県警が通学路での事故防止のため県内49カ所で一斉取り締まりを実施。山形市では朝の通学時間に街頭に立ち、自転車通学の高校生にヘルメット着用と「1列で左側を走行」を呼びかけた。生活道路の法定速度引き下げを受け、可搬式速度違反自動取り締まり装置も設けられた(山形新聞、NHK)
- 宮城県:仙台市の交差点で警察官12人が通学時間に合わせて街頭に立ち、児童・生徒の登校を見守った(tbc東北放送)
- 山口県:県内一斉に、登校時間帯の交通違反取り締まりを実施(tysテレビ山口)
- 岩手県:紫波町など県内の通学路で全国一斉街頭指導が行われた(IAT岩手朝日テレビ)
- 鹿児島県:通学路で街頭指導が行われ、「子どもが絶対に事故に巻き込まれないよう」呼びかけられた(KKB鹿児島放送)
数字が示していること
香川県警によると、登下校中の小学生・中学生・高校生の事故は2026年8月末時点で100件を超えているとのことです(KSB瀬戸内海放送の報道による。収集範囲は香川県内、期間は2026年1月〜8月末)。1県の数字であり、これを全国の傾向に一般化することはできませんが、「登下校中の事故は、運動の期間だけの問題ではない」ことは読み取れます。
高松北警察署の担当者は「歩行者優先、特に子どもを優先させる意識はまだまだかなと。思いやりの気持ちを持って安全に運転していただきたい」と述べたと報じられています。
運動が終わった翌日から
全国交通安全運動は9月30日で終わりますが、10月は日没が急に早くなる月です。警察官が立つ日が終わったあとの通学路を支えるのは、地域の見守りと、家庭でのひとつの習慣です。
そなえの一言
登校時間に通学路の交差点で1回だけ一緒に立ち、車の動きを見て危ない所を決める
家庭と地域でできること
- 朝の5分を1回だけ使う:子どもの登校時間に通学路の交差点に一緒に立ち、車がどこで曲がり、どこで止まらないかを一緒に見る。危ない所を1か所決めるだけでよい
- 自転車通学はヘルメットと走る位置:山形県警が呼びかけた「1列で左側を走行」「ヘルメット着用」は、全国どこでも同じ基本になる
- 反射材を10月の装備に:日没が早まる時期に合わせて、ランドセル・上着・靴の反射材が機能しているか確かめる
- 運転する側として:横断歩道の手前では歩行者がいなくても減速する。子どもは車が止まると思って渡り始める
出典
- 内閣府「交通事故死ゼロを目指す日」(https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/zero/zero.html)
- 政府広報オンライン「交通事故死ゼロを目指す日」
- KSB瀬戸内海放送「秋の全国交通安全運動 最終日に香川県警が通学路で交通指導 「思いやりの気持ちで安全運転を」」(2026年9月30日)
- 山形新聞「秋の交通安全運動最終日、県警が通学路で一斉取り締まり」(2026年9月30日)
- NHK「事故防止へ 山形県内全域の「生活道路」で警察が取り締まり」(2026年9月30日)
- tbc東北放送「宮城県内で秋の交通安全運動が最終日を迎え通学路を一斉警戒」(2026年9月30日)
- tysテレビ山口「"秋の全国交通安全運動"最終日 山口県内一斉に登校時間に交通違反取締り」(2026年9月30日)
- IAT岩手朝日テレビ「秋の全国交通安全運動最終日 通学路で全国一斉街頭指導【岩手・紫波町】」(2026年9月30日)
- KKB鹿児島放送「子どもが絶対に事故に巻き込まれないよう… 通学路で街頭指導 秋の全国交通安全運動 鹿児島」(2026年9月30日)