何があったか
三重県松阪市立松江小学校は、2026年9月25日(金)に地域の交通安全ボランティア「とまとーず」による交通安全教室を開いたことを、学校のホームページで公表しました。
秋の全国交通安全運動(9月21日〜30日)の期間中の実施です。日の暮れが早まり、下校時間帯が薄暗くなり始めるこの時期に合わせた内容になっています。
教室の内容(公表されている範囲)
- 1年生:横断歩道の正しい渡り方。渡る前に右・左・後ろの安全を確かめ、手を挙げて渡る
- 3年生:自転車の安全な乗り方。ヘルメットの正しいかぶり方、乗り出す前の点検、走行中に気をつける点
「後ろを見る」が入っていることの意味
横断の手順というと「右を見て、左を見て、もう一度右」と教わった記憶のある大人が多いはずです。今回の教室で**「後ろ」**が加わっている点は、実際の事故の起き方に沿っています。横断中の子どもが巻き込まれる事故には、後ろから来て曲がってくる車が関わるものが少なくありません。前と横だけを見ていると、この動きは視野に入りません。
自転車についても、3年生というのは行動範囲が広がり、保護者の目の届かない場所を走り始める時期です。ヘルメットは「かぶっているか」だけでなく「正しくかぶれているか」で効き方が変わります。あご紐がゆるい、後頭部がずれている状態では、転んだときに外れてしまいます。
地域の人が教えることの強み
とまとーずは松阪市と多気町・明和町で活動する交通安全ボランティアで、中日新聞によると、これまでに開いた教室は6000回を超えています。
外部の講師ではなく地域で活動している人が教えることには、実質的な意味があります。教える側が実際の通学路を知っているため、「この交差点は見通しが悪い」といった具体的な話ができます。そして子どもの側にも、通学路に立っている大人が「知っている人」になるという効果があります。
そなえの一言
横断歩道の前で止まり、右・左・後ろを見る手順を通学路で一度やってみましょう。
家庭・地域でできること
- 教わった手順を通学路で再現する:教室で習った「右・左・後ろ」を、実際に子どもが毎日渡る横断歩道でやってみる
- ヘルメットのあご紐を締め直す:指が1本入る程度まで締める。後頭部がずれていないかも一緒に確認する
- 学校からのお知らせを読む:交通安全教室の実施は学校のホームページやお便りで公表されることが多い。子どもに「何を習った?」と聞く材料になる
- 見守りの人に会ったら挨拶する:地域の見守り・交通安全ボランティアは、子どもにとって「困ったときに頼れる大人」になる
出典
- 松阪市立松江小学校「とまとーずの交通安全教室」(2026年9月25日)
- 中日新聞「子どもも高齢者も交通事故から守りたい 三重県の松阪・多気・明和で活動「とまとーず」が教室6000回」