事案の概要
熊本県警察本部が配信する「ゆっぴー安心メール」によると、2026年9月24日(木)から25日(金)の2日間で、徒歩で帰宅中の女子児童への声かけ事案が県内で3件公表されました。いずれも路上(1件は橋の上)で、見知らぬ男から声をかけられたものです。
3件の内容(公表されている範囲)
| 発生日時 | 場所 | 行為 | 男の特徴 | 発表署 |
|---|---|---|---|---|
| 9月24日(木)午後4時ごろ | あさぎり町免田東の路上 | 車から降りてきた男が「何年生ですか」「家はどこね」などと声をかけた | 70〜80歳くらい/150センチくらい/やせ型/色白/白色の軽自動車に乗車 | 多良木警察署 |
| 9月24日(木)午後5時ごろ | 熊本市中央区東子飼町・子飼橋の上 | 卑わいな言葉をかけた | 30代くらい/小太り/半袖/眼鏡/暗い色の自転車に乗車 | 熊本中央警察署 |
| 9月25日(金)午後3時20分ごろ | 熊本市中央区京町本丁の路上 | 「見たら殺すぞ」などと声をかけた | 高齢の男性/黒色半袖Tシャツ/黒色長ズボン/黒色キャップ帽/白髪頭 | 熊本中央警察署 |
3件の特徴(年齢層・服装・移動手段)はそれぞれ大きく異なっており、同一人物によるものかどうかは公表されていません。
共通しているのは「帰宅中の午後」
3件はいずれも徒歩で帰宅中の女子児童が対象で、時間帯は午後4時ごろ・午後5時ごろ・午後3時20分ごろです。下校後、子どもが一人または少人数で歩いている時間帯に集中しています。
手口は3つに分かれます。
- 車から降りてきて質問する型(あさぎり町)——「何年生ですか」「家はどこね」と、学年と自宅を聞き出そうとする形。車で近づいてから降りてくるため、子どもが距離を取りにくい
- 卑わいな言葉をかける型(熊本市中央区・子飼橋)——橋の上という、脇道に逃げにくい場所で起きている
- 脅す言葉をかける型(熊本市中央区・京町本丁)——「見たら殺すぞ」という言葉は、子どもがその場で固まってしまいやすい
いずれも、子どもが「返事をしないと失礼かな」と迷う一瞬を突いてきます。逆に言えば、返事をせずに歩き続ける・走って戻るという動きをあらかじめ体で覚えておくことが、そのまま対処になります。
県警は、できるだけ人通りが多くて明るい道を通ること、不審な人や車に気づいたら近づかずにその場を離れること、身の危険を感じたら大声を出したり防犯ブザーを鳴らして周囲に助けを求めることを呼びかけています。
そなえの一言
「家はどこ」と聞かれたら答えず走って戻る練習を、今夜3回いっしょにやりましょう。
保護者・地域にできること
- 「答えない」を練習する:学年・学校・家の場所を聞かれても答えないでいい、と言葉で伝えるだけでなく、実際に「聞かれる→走って戻る」を3回やってみる
- 車から人が降りてきたときの動き:停まった車から人が降りてきたら、車とは反対方向に走る。あさぎり町の事案はこの形だった
- 橋・細い道の「逃げ場」を確認する:子飼橋のように横に逃げられない場所が通学路にないか、いっしょに歩いて確かめる
- 午後3時〜5時の帰り道を把握する:3件すべてがこの時間帯。習い事や遊びに行く経路も含めて、誰とどの道を通るかを確認しておく
出典
- 熊本日日新聞「【熊本県警察本部】【ゆっぴー安心メール(声かけ事案の発生について)】」(2026年9月)
- RKK熊本放送「【不審者情報】車から降り「何年生?」「家はどこ?」と女子児童に声をかける男 多良木警察署」(2026年9月)
- RKK熊本放送「【不審者情報】橋の上で女子児童に卑わいな言葉をかける男 熊本中央警察署」(2026年9月)
- RKK熊本放送「【不審者情報】路上で女児に「見たら殺すぞ」と声をかける男 熊本中央警察署」(2026年9月)