なぜ今、速度制限が変わるのか
現在の日本の法定速度は、速度標識がない一般道は一律60km/hです。しかし子どもが歩く住宅街の細い道も、幹線道路も、標識がなければ同じ60km/hが適用されているのが現状でした。
歩行者がはねられたときの致死率は、衝突時の速度によって大きく変わります。
- 30km/h以下: 致死率 約10%
- 50km/h: 致死率 約75%
- 60km/h: 致死率 約95%以上
欧州では多くの国が生活道路を30km/h以下に規制しており、今回の改正はこうした国際基準に合わせる形での見直しです。
対象となる道路
今回の改正で30km/hに引き下げられるのは「速度標識がない生活道路・住宅街の道路」です。具体的には以下のような場所が対象です。
- 住宅街の細い生活道路
- 通学路に指定されている住宅街の道路
- 商店街の裏通りなど
一方、幹線道路や国道・県道など、速度標識が設置されている道路は対象外です。
「ゾーン30」「ゾーン30プラス」との違い
| ゾーン30(従来) | 2026年9月の法改正 | |
|---|---|---|
| 導入方法 | 各自治体が申請・整備 | 法律で一律に適用 |
| 範囲 | 申請した区域のみ | 全国の無標識生活道路 |
| 物理的対策 | ハンプ・狭窄など整備あり | 速度規制のみ |
今回の法改正により、ゾーン30の整備が追いついていない地域でも、法的に30km/h制限が適用されることになります。
子どもへの影響・保護者として伝えること
この法改正により通学路の安全性は向上しますが、それでも完全な安全が保証されるわけではありません。引き続き以下の点を子どもに伝えましょう。
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速度制限が変わっても、車は来ると思って行動する 法律が変わっても全員が守るとは限りません。横断歩道でも左右確認を怠らないように伝えましょう。
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飛び出しは絶対にしない 30km/hの車でも、急な飛び出しには対応できません。
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歩行者も交通ルールを守る意識を 信号を守る、横断歩道以外では渡らないなど、基本的なルールの習慣化を続けましょう。

