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【2026年9月施行】住宅街・通学路の速度制限が30km/hへ——何が変わるの?
施策・制度
2026.03.15

【2026年9月施行】住宅街・通学路の速度制限が30km/hへ——何が変わるの?

2026年9月1日から、住宅街や生活道路の法定速度が現行の60km/hから30km/hに引き下げられます。通学路を含む多くの住宅街の道路がこの恩恵を受けます。「ゾーン30」とは何が違うのか、保護者目線でわかりやすく解説します。

法定速度30km/h生活道路通学路道路交通法改正ゾーン30

この記事のポイント

  • 12026年9月1日から、速度標識のない生活道路の法定速度が60km/h→30km/hへ
  • 2通学路を含む住宅街の多くの道路が対象
  • 3速度制限が下がっても、子どもへの安全教育は引き続き大切

なぜ今、速度制限が変わるのか

現在の日本の法定速度は、速度標識がない一般道は一律60km/hです。しかし子どもが歩く住宅街の細い道も、幹線道路も、標識がなければ同じ60km/hが適用されているのが現状でした。

歩行者がはねられたときの致死率は、衝突時の速度によって大きく変わります。

  • 30km/h以下: 致死率 約10%
  • 50km/h: 致死率 約75%
  • 60km/h: 致死率 約95%以上

欧州では多くの国が生活道路を30km/h以下に規制しており、今回の改正はこうした国際基準に合わせる形での見直しです。

対象となる道路

今回の改正で30km/hに引き下げられるのは「速度標識がない生活道路・住宅街の道路」です。具体的には以下のような場所が対象です。

  • 住宅街の細い生活道路
  • 通学路に指定されている住宅街の道路
  • 商店街の裏通りなど

一方、幹線道路や国道・県道など、速度標識が設置されている道路は対象外です。

「ゾーン30」「ゾーン30プラス」との違い

ゾーン30(従来)2026年9月の法改正
導入方法各自治体が申請・整備法律で一律に適用
範囲申請した区域のみ全国の無標識生活道路
物理的対策ハンプ・狭窄など整備あり速度規制のみ

今回の法改正により、ゾーン30の整備が追いついていない地域でも、法的に30km/h制限が適用されることになります。

子どもへの影響・保護者として伝えること

この法改正により通学路の安全性は向上しますが、それでも完全な安全が保証されるわけではありません。引き続き以下の点を子どもに伝えましょう。

  1. 速度制限が変わっても、車は来ると思って行動する 法律が変わっても全員が守るとは限りません。横断歩道でも左右確認を怠らないように伝えましょう。

  2. 飛び出しは絶対にしない 30km/hの車でも、急な飛び出しには対応できません。

  3. 歩行者も交通ルールを守る意識を 信号を守る、横断歩道以外では渡らないなど、基本的なルールの習慣化を続けましょう。

衝突速度別の歩行者致死率比較
衝突速度別の歩行者致死率比較
ゾーン30と今回の法改正の違い
ゾーン30と今回の法改正の違い

出典・参考資料

  • JAF交通安全トレーニングコラム「2026年法改正|法定速度や自転車に絡む交通ルールの変更点を紹介」
  • 道路交通法改正解説「生活道路30km/h制限の全解説」
  • 警察庁「ゾーン30プラスの推進について」